「中津川いも」の植付栽培体験

彩の国ふれあいの森では、4月17日、秩父市中津川にて、「中津川いも」の栽培体験(植付)を開き、4組9人(1組キャンセル)、幸手市、熊谷市などの方が参加しました。

当日の天気は、生憎の雨模様でした。参加者は、雨具を身に着け、約60㎡の傾斜のある圃場にて、「中津川いも」の種イモを植えつけました。

参加者は「以前、三峰神社で、中津川イモを食べて、とても美味しかったので参加した。傾斜地での植付けは初めて経験した。子供たちにも良い経験になる」などと話しました。

同体験後、彩の国ふれあいの森施設内にて、郷土料理「ずりあげうどん」や「ニンニクむすび」などを食べました。

同体験は、植付と収穫の全2回行います。収穫時には、「中津川いも」を食すとともに、栽培した生イモを持ち帰ることが出来ます。

次回、収穫体験は7月16日に開きます。

同地域は、秩父市の最奥地の山間部に位置し、豊かな自然に囲まれています。標高が高く、4月中旬頃に桜が咲き始めます。

特産物には「中津川いも」や「トウブキ」などがあります。

 

「中津川いも」

幻のイモともいわれ、奥秩父で育まれた食文化の一端を担います。ジャガイモの1種で、標高400メートル以上の山の斜面を利用した砂利畑で栽培されます。土中の栄養分が少ないこと、水捌けが良いことなどが、生育条件となり、小振りで表面の皮が赤紫色をしています。煮物や蒸かしても崩れず、皮ごと食べられる。地元では、茹でたイモを油で炒め、特製の味噌だれで味付けして食べます。

 

「トウブキ」

長さは80~150cm程、太さは2~5cm程ある大きなフキです。鳥獣害の被害も少なく、秩父市大滝の中津川や三峰のみで、自生・栽培がされています。その為、秩父に住んでいる人でも栽培していることを知らない人も多くいます。地元の方は、「昔は突然の雨の時には、傘代わりにしたんだいねぇ。柔らかい時期は煮付けにして、少し硬くなってきたら塩漬けやきゃらぶきにするんだいねぇ」などと話します。旬は、5月下旬から6月下旬頃です。

 

 

SONY DSC

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肥料を撒く参加者

 

中津川いも

中津川いも

 

トウブキ

トウブキ