秩父産ナス立毛共進会
JAちちぶ園芸部会は、平成28年9月27日、夏秋茄子立毛共進会を開きました。秩父全域から選抜した17軒の出荷者を対象に審査した結果、秩父市の新井睦さんが1等賞となりました。今回の立毛の部審査と合わせて、10月末時点で作付面積、収量、販売金額などを総合して、平成28年度の総合順位が決まります。
同部会員、JA職員、県秩父農林振興センター職員23人が審査員となり、各圃場を巡回して、管理状況や生育状況、病害虫などを総合的に採点しました。
同共進会は、生産者の意欲高揚や栽培技術の向上、品質向上に資することを目的に毎年開いています。
今年は、9月の長雨の影響により、気温が上がらず、ナスの生育が鈍い。また、病気の発生も多く見られました。8月の出荷量は、前年を上回ったが、9月は、落ち込みました。各生産者は、現地検討会や共進会などで情報や技術の共有を図り、病虫害などを防除しています。
同部会のナスは、毎年土壌診断を行い、施肥設計します。苗の植付けは5月に行います。出荷は、6月中旬から始まり、8、9月に最盛期を迎え、霜が降りる11月中旬まで行なわれます。平成20年よりJA全農さいたまブランドの「菜色美人」として東京市場に出荷し、品質の高さや味、規格の統一性が好評です。