「ちちぶ山ルビー」品評会開催

 秩父ぶどう組合連絡協議会は令和5年8月23日、秩父市の県秩父農林振興センターで「第8回ちちぶ山ルビー品評会」を開きました。会員が栽培した「ちちぶ山ルビー」3房(約1・5キロ)1セットで18点を出品し、最高位の県知事賞には、武内晃さん(皆野町)が選ばれました。
 同振興センターや県農業技術研究センターら審査員7人が、糖度、外観、食感などを基準に審査。審査をした県農業技術研究センター久喜試験場の遠藤紀浩部長は「今年の『ちちぶ山ルビー』は、どれも糖度、食味、外観・品質に優れていたため、時間をかけて審査した。ブドウの品質の均一度の高さが順位の決め手となった」と講評しました。
 「ちちぶ山ルビー」は、同協議会やJAちちぶ、秩父市が一体となって特産化に取り組んできました。皮ごと食べられ、平均糖度が17以上あり、指先のような楕円(だえん)で細長く、きれいなルビー色が特徴です。栽培には高い技術と細かな管理が求められます。栽培は協議会員に限られ、今年は9月中旬まで楽しめます。
 品評会は、協議会員の「ちちぶ山ルビー」の生産技術と品質の向上を図り、地域の観光ぶどうの振興と発展を目的に、2016年から行われています。
その他の受賞者は次の通り。
▽秩父農林振興センター所長賞=内田善之(秩父市)▽秩父市長賞=福島忠男(長瀞町)▽秩父郡町村会長賞=高田稔(長瀞町)▽秩父観光農林業協会長賞=高田富康(長瀞町)▽ちちぶ農業協同組合長賞=浅見明仕(横瀬町)▽奨励賞=浅見寿太郎(皆野町)