「カブトエビ米」収穫 児童ら体験
秩父市吉田地区の農家が組織する「ホウネンエビを守る会」は令和4年10月17日、市立吉田小学校5年生27人を対象に、地域活性化の一環として、地区の水田で作られた「カブトエビ米」の稲刈り体験教室を開きました。体験には支援のため、東京農業大学の学生らも3年ぶりに参加しました。
児童らは作業の手順や鎌の安全な使い方の説明を受けた後、昔ながらの稲刈りや稲架掛けなどの作業を体験しました。
稲刈りが初めてという児童が多かったですが「普段あまり考えない農家の大変さがわかり、勉強になった。田植えよりも楽しかった」と笑顔で話しました。
稲は6月3日に児童が手植えしたものです。収穫後は農家が脱穀・精米して、児童が調理実習に使います。自分たちで作ったものを調理し食べる取り組みを通じ、食べものの大切さを学びました。
「カブトエビ米」は、水田に生息するカブトエビを用いた「カブトエビ農法」により作られた米です。カブトエビやホウネンエビが棲む水田は、無農薬や減農薬により生態系・環境保全がされる証となります。