「コンニャク」共進会で品質向上を図る
埼玉県西北部特産協会は、9月6日、令和元年度埼玉県特産物共進会(こんにゃくの部)第1次(立毛)審査を開きました。
秩父地域全域から選抜した6圃場の「生子(きご)の部」「多収穫の部」を審査しました。9月下旬には第2次(立毛)審査、10月下旬には生産物審査を行う予定です。参加資格は、県内コンニャク生産者であり、5アール以上の面積で栽培することです。
JAちちぶ蒟蒻部会員やJA職員、県秩父農林振興センター職員ら9人が各圃場を確認し、生育状況や管理状況、病害虫の発生状況などを総合的に採点しました。
結果は、2月に最高順位の県知事賞などを表彰します。
同共進会は、生産者個々の栽培技術や品質の向上。生産意欲を増進し、安定した経営の確立により、地域特産作物の振興発展を図ることを目的に毎年開いています。
同センターの岩佐翔技術普及担当職員は「今年は長梅雨などの影響で根腐病や葉枯病などが心配された。圃場によっては多少あるものの、防除がしっかりされており、良い生育状況だ。今後もしっかりと管理して良質なコンニャクを出荷してもらいたい」と期待します。
秩父地域は古くからコンニャクの栽培が盛んです。良質なコンニャクが生産され、地域の特産品の一つで、県産ブランドとなっています。