「秩父かぼす」最盛期
JAちちぶ管内で栽培する県産ブランド推進品目「秩父かぼす」の出荷が最盛期を迎えました。JA管内の各農産物直売所や地元小売店で扱っているほか、令和5年10月11日からは市場への出荷も始まりました。
今作は傷の原因となる風や雹が少なく、きれいな緑色の「秩父かぼす」を多く出荷しています。去年同時期と比較して小売店での販売量が増えており、JAの出荷担当者は「知名度が上がった影響か」と話します。
11月からは黄色く熟した「ゴールデンカボス」として出荷。成熟するまで木に残すことで、酸味がまろやかになり、ほのかな甘味が生まれます。「秩父かぼす」のように生で料理に使う以外にも、ジュースやゼリーなど加工用としても需要があります。
JAちちぶカボス部会には38人が所属。管内の吉田・小鹿野地域の山の斜面で、耕作放棄地や遊休農地の解消を目的に2000年から栽培しています。日当たりの良い山の斜面や気温の寒暖差を利用し、香りや味に評判があるカボスを栽培します。