「秩父きゅうり」出荷規格の統一

JAちちぶ園芸部会は、平成28年4月1日、小鹿野町、同JA小鹿野集出荷所にて、同部会の胡瓜出荷者を対象に、半促胡瓜規格講習会を開き、生産者、東京都中央卸売市場関係者、JA職員など40人が参加しました。

半促成きゅうりの出荷の最盛を迎え、意識の向上、規格の統一を図りました。

東京豊島青果株式会社の日野原秀彦統括部長は「秩父きゅうりの市場での評価は高い。食味・形が非常に良く、高単価で取引されている。私も購入して食べているが、ぬか漬けなどにして食べても味が良く、他生産地と全然違う。箱詰め時には、異物混入などに気を付け、これからも良質なきゅうりを出荷してほしい。」などと話しました。

当日は、同部会の黒沢明販売対策部長から、特Aから始まる等級6種の重量や長さ、色、曲がりなど、実物を用いて丁寧に説明がありました。

黒沢さんは「選果選別をしっかりしてほしい。等級の判断が難しいときは、下の等級にしてほしい。それにより、下の等級でも良いものが増えるので全体の品質の向上に繋がる。」などと話しました。

また、小鹿野地域でキュウリの栽培を行う新規就農者2名の紹介がありました。

同部会の主力農産物の一つであるキュウリは、有機質肥料施肥などを義務付け、毎年土壌診断を行い施肥設計し、良食味を追及します。

県産ブランド推進品目の「秩父きゅうり」として、市場では高い評価を得ています。

 

新規就農者の若手2人

新規就農者の若手2人