おいしいぶどう品評会
秩父ぶどう連絡協議会は、9月19日、県秩父農林振興センター会議室にて、令和元年度「おいしいぶどう品評会」を開きました。
13農園が41点、26品種のブドウを出品しました。「食味」や「食感」を重視した審査の結果、秩父ぶどう皆野観光組合の久保明弘さんの「我が道」が、最高順位の秩父農林振興センター所長賞に輝きました。
秩父各地の54農園で組織する同協議会は、生産技術の水準を高め、品質向上や新たな品種栽培への意欲向上などにつなげることを目的に毎年開きます。
同協議会の新井範会長は「今年は天候不順などで苦労したが、生産者が品質管理を徹底してくれたおかげで、良いブドウが並んだ。今日は珍しいブドウもあるので、お気に入りのブドウを見つけてもらいたい」と話しました。
審査は同センター職員やJAちちぶ役職員、県職員のほか、一般審査員を含む約50人の審査員が審査しました。美味しさや糖度、好みなど「食味」6割、形状や着色など「外観」4割で審査しました。各審査員は自分好みのおいしいブドウを3つ選びました。
一般審査員らは「たくさんの品種のブドウがあって迷った。同じ品種でも味の違いがある。食べたことのない珍しいブドウも食べられてよかった」と話しました。
次点以降の結果は次の通りです。秩父観光農林業協会長賞(第2位)に長瀞観光ぶどう組合の田嶋巻雄さんの「シャインマスカット」、ちちぶ農業協同組合長賞(第3位)に武甲観光ぶどう組合の櫻井啓造さんの「我が道」、奨励賞として、武甲観光ぶどう組合の内田善之さんの「バイオレットキング」がそれぞれ選ばれました。