おいしいぶどう品評会開催 内田さん4連覇

秩父ぶどう連絡協議会は、平成30年9月14日、秩父農林振興センター会議室にて、平成30年度「おいしいぶどう品評会」を開きました。

14農園が41点27品種のブドウを出品。「食味」や「食感」を重視した審査の結果、武甲観光ぶどう組合の内田さんの「バイオレットキング」が、最高順位の秩父農林振興センター所長賞に輝きました。内田さんは4年連続の受賞です。

受賞した内田さんは「今年は猛暑が続いて夜温が下がらず日較差が少なかったため、着色に苦労した。4年連続には驚いている。とても嬉しい。今後も新しい品種のブドウ栽培に取り組んでいきたい」と喜びました。

 

秩父各地の54農園で組織する同協議会は、生産技術の水準を高め、品質向上や新たな品種栽培への意欲向上などにつなげることを目的に毎年開きます。

新井会長は「話題のブドウも出揃った。一押しのブドウを見つけてもらいたい。今年は、味の良いブドウに仕上がっている」と話しました。

センターの強瀬所長が審査長を務め、担当JAちちぶ職員や県職員ら7人の審査員の他、一般審査員47人の審査員が審査しました。美味しさや糖度、好みなど「食味」6割、形状や着色など「外観」4割で審査。和やかな雰囲気の中、各審査員が自分好みのおいしいブドウを3つ選びました。

一般審査員らは「たくさんの品種のブドウがあって迷った。同じ品種でも味の違いがある。皮ごと食べられて、甘く食べやすいブドウを選んだ。」と話しました。

 

地域は、県西部の中山間地域に位置し、地域内でも標高差がある。生育状況が各地区によって異なり、同一品種であっても収穫期間に幅を持たせることができ、観光農業地域にとって好条件です。観光農園が主体のため、栽培品種数は50種を超え、昼夜の寒暖差も大きく、ブドウに甘味がのります。ぶどう狩りは10月中旬まで楽しめ、販売は遅い農園で11月上旬までされます。

 

 

結果は次の通りです。

 

秩父農林振興センター所長賞 武甲観光ぶどう組合の内田さん「バイオレットキング」

秩父農林振興センター所長賞(第1位)武甲観光ぶどう組合の内田さん「バイオレットキング」

 

秩父観光農林業協会長賞(第2位)に長瀞観光ブドウ組合の福島さん「シャインマスカット」

秩父観光農林業協会長賞(第2位)長瀞観光ブドウ組合の福島さん「シャインマスカット」

 

ちちぶ農業協同組合長賞(第3位)秩父ぶどう皆野観光組合の久保明弘さん「クイーンニーナ」

ちちぶ農業協同組合長賞(第3位)秩父ぶどう皆野観光組合の久保さん「クイーンニーナ」

 

奨励賞(第4位)武甲観光ぶどう組合の櫻井さん「シャインマスカット」

奨励賞(第4位)武甲観光ぶどう組合の櫻井さん「シャインマスカット」

 

おいしいぶどうを審査

おいしいぶどうを審査