しゃくし菜集荷進む

 JAちちぶでは、12月から販売する「贈答用ちちぶ菜漬」の出荷に向けて、原料となるしゃくし菜(正式名称:雪白体菜)の集荷作業を進めています。
 しゃくし菜は、秩父地域で代表する特産農産物の一つ。契約栽培農家17人は栽培や出荷にあたり、JAが開く講習会に参加し、適正な農薬・肥料の使用時期や量を確認しました。集荷後は、JA皆野農産物加工センターに集めて漬け込みます。
 今作は、収穫間近の天候不順により収量が減少し、合計で約38トンの集荷を見込みます。計画当初の収量に満たないため、春作での栽培も検討しています。
 JA営農経済部の神林明部長は「天候の不順により育成が大変な状況でも、管理の徹底により良質なしゃくし菜を栽培してもらっている。歯ごたえのあるシャキシャキした食感と味を多くの人に味わってほしい」と話しました。
 「贈答用ちちぶ菜漬」は、12月中の限定販売で、JA管内の農産物直売所やJAのネットショップなどで取り扱います。