ちちぶ山ルビー品評会
秩父ぶどう組合連絡協議会は令和6年8月22日、秩父市の県秩父農林振興センターで「第9回ちちぶ山ルビー品評会」を開きました。会員が栽培した「ちちぶ山ルビー」3房(約1・5キロ)1セットで18点を出品。最高位の県知事賞には、武内晃さん(皆野町)が選ばれました。
同振興センターや県農業技術研究センターら審査員7人が、糖度、外観、食味などを基準に審査。審査をした県農業技術研究センターの金井小貴子部長は「色や形、食感について『ちちぶ山ルビー』らしさを審査した。摘粒や潅水といった技術面での管理をしっかり行っている生産者が、賞に選ばれたと思う」と講評しました。
「ちちぶ山ルビー」は、同協議会やJAちちぶ、秩父市が一体となって特産化に取り組んできました。皮ごと食べられ、平均糖度が17度以上あり、指先のような楕円(だえん)で細長く、きれいなルビー色が特徴です。栽培には高い技術と細かな管理が求められます。栽培は協議会員に限られ、今年は9月中旬まで楽しめます。
品評会は、協議会員の「ちちぶ山ルビー」の生産技術と品質の向上を図り、地域の観光ぶどうの振興と発展を目的に、2016年から行われています。
その他の受賞者は次の通り。
▽秩父農林振興センター所長賞=新井清久(秩父市)▽秩父市長賞=内田善之(秩父市)▽秩父郡町村会長賞=田嶋勝則(長瀞町)▽秩父観光農林業協会長賞=浅見寿太郎(皆野町)▽ちちぶ農業協同組合長賞=高田富康(長瀞町)▽奨励賞=福島邦征(長瀞町)