祭りで好評!栃モチ作り
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JAちちぶ園芸部会両神支部は、平成28年10月31日、JAちちぶ旧両神支店敷地内にて、栃モチを作りました。
栃モチは、11月3日に小鹿野町で開かれた「第40回両神ふるさとまつり」にて販売しました。
同支部は、同まつり開催当初から栃モチと灰汁(あく)を抜いた栃の実の販売をし、名物の一つにもなっています。
30日に食用石灰や木灰で灰合わせをし、灰汁を抜いた栃の実の水洗いをします。31日にモチ米約120kg、栃の実約30kgを臼(うす)と杵(きね)でつき、栃モチを作りました。
同支部の栃モチの作り方は、10月上旬の栃の実集めから始まります。10月中旬に、集めた栃の実を網袋に入れて、約10日間湧水に浸水させ、ふやかします。25日に栃の実を取り出し、食用石灰や木灰で灰合わせをします。灰汁抜きの分量の目安は、栃の実6~7kgに対し、食用石灰2kg、木灰4kgを使用します。食用石灰が多すぎると栃の実が溶けてしまいます。30日に栃の実を洗浄します。31日にモチつきをし、祭り前日にモチ切りとパック詰め作業をします。
同支部は、年間を通して様々な形で地域貢献をしています。代表的なものに栃モチ作りのほか、地元の小規模生産者へのボカシ肥料を提供をします。農産物の品質向上に効果のあるボカシ肥料を小規模生産者に代わって小鹿野町やJAが協力して作り、安価で提供します。そのボカシ肥料を使った農産物は、地元の農産物直売所でも好評で、地域農業全体の底上げに尽力しています。
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灰汁を抜いた栃の実
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栃の実とモチ米は釜戸で蒸します
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栃の実とモチ米を杵でこねる部会員
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栃モチをつく部会員やJA職員
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ついた栃モチの運搬
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運んだ栃モチを整えます
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完 成
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販売用の栃の実