コンニャク出荷目前

 JAちちぶ蒟蒻部会で栽培する令和6年のコンニャクの出荷が、11月12日から始まります。
 秩父市でコンニャクを栽培する冨田幸夫さん(73)は10月24日、3年生の「みやままさり」(約600グラム)を掘り取り、出来を確かめました。
 冨田さんは約55アールの圃場で、出荷用の3年生のコンニャクのほか、1~2年生の種コンニャクを栽培します。収穫後は土や根、芽をとり、加工会社や直売所などに出荷します。
 今作は、夏期の酷暑による日焼けの影響で、一部に病気が発生。「コンニャクの質や量は、病気や天候に大きく影響される。土壌や樹の消毒など、出来る限りのことはやっているが、最後は掘ってみないとわからない」と、冨田さんは話します。
 掘り取りは、1~2年生のコンニャクを先に行い、乾かしてから春まで貯蔵します。3年生のイモは出荷日近くに収穫し、作業は出荷が終わる12月中旬まで続きます。
 JAちちぶ蒟蒻部会では、生産者11人が「みやままさり」や「あかぎおおだま」などを栽培します。昨年は生玉で約18トン出荷しました。