ブドウ剪定講習会

 秩父ぶどう連絡協議会は令和6年12月20日、秩父市の秩父フルーツファームでブドウの剪定講習会を開きました。参加した会員は、効率的な剪定方法を実践することで、今後の栽培管理の効率化を進めます。
 会員や県秩父農林振興センター、JA職員ら約30人が出席。同協議会の新井範会長が講師となり、「シャインマスカット」と「ちちぶ山ルビー」の2品種で、幼木と成木の剪定を実演しました。
 講習のなかで、新井会長は「ロケット式一文字整枝仕立て」を紹介。作業が難しい長梢剪定(枝を長く残して切り詰める剪定)を分かりやすくマニュアル化したもので、夏場の管理労力の減少や果実の品質が揃いやすい等のメリットがあります。
 また、剪定の時期に枝の芽数を数えておくことで、芽かきや作房の仕事量を把握し、今後の労力減少につなげるようアドバイスしました。
 新井会長は「整枝剪定なので、枝を整えることが重要。枝が同じ方向に向かわないよう、管理や誘引を心掛けてほしい」などと話しました。