今年の養蚕に感謝し祈願
JAちちぶ養蚕部会は令和2年12月4日、秩父神社で「養蚕倍盛祈願祭(蚕糸祭)」を厳(おごそ)かに執り行い、JA養蚕部会の生産者や養蚕関係者、JA役職員、県職員ら14人が出席しました。
今年は新型コロナウイルスに配慮し、規模を縮小した中での斎行となりました。
蚕糸祭(さんしさい)は同神社本殿で、生産者を代表して同部会の瀨能紀夫部会長が神社に繭を奉納。JAや行政機関、製糸協会代表者らが玉串奉奠(たまぐしほうてん)しました。
瀨能部会長は「今年は出荷者が減ってしまったが、一戸あたりの生産量を増やすことで、全体の出荷数を確保した。秋以降に気候が安定したこともあり、各関係機関の協力のもと、生産者の努力により高品質な繭が出荷出来たことはとても喜ばしい。これからも伝統ある養蚕業を絶やさぬよう、盛り上げていきたい」と話しました。
同部会では今年度、「白繭」を春蚕期、夏蚕期、晩秋蚕期、晩々秋蚕期の4回飼育し、品質や大きさともに素晴らしい繭を合計約1654㎏出荷しました。