今年産の「秩父ちそエキス」生産
JAちちぶは平成29年7月下旬から8月上旬にかけて、同JAジャム・ジュース工場で、赤シソ(赤ちりめんしそ)から作る、今年の「秩父ちそエキス」を生産しました。秩父地域ではシソを「ちそ」とも呼びます。
使う赤シソは、地域の契約農家の手により、約5aの圃場で、無農薬・有機栽培で育てられます。今年は約300kg栽培され、約1,600本の「秩父ちそエキス」が生産されました。
生産したJA職員の中畦さんは「シソは日本の代表的なハーブで身体にも良い。健康支援に少しでも役立てばうれしい。今年の厳しい残暑もちそジュースを飲んで乗り切ってほしい。焼酎で割ってもとても飲みやすい。」などとPRしました。
赤シソには、βカロテンやシソニンを多く含み、活性酸素を抑える抗酸化作用があるほか、α―リノレン酸も含み、アレルギー発症時の悪化原因の物質を抑制・調整する働きがあるとされ、健康食品としても注目されています。
「秩父ちそエキス」は、赤シソの葉からエキスを抽出し、作り上げたものです。集荷した赤シソの葉を洗浄し、袋詰めした後、1時間程煮出します。砂糖と蜂蜜、発色を良くするため少量のクエン酸を加え、95℃まで再度加熱した後、ビンに詰めて完成します。
鮮やかな色の赤シソのエキスは、シソの酸味を生かし爽やかな飲み口が特徴です。
飲み方は水で2~3倍に希釈し、シソジュースとして飲むのが一般的です。焼酎で割るほか、かき氷のシロップやゼリー作りなどにも使え、贈答用としても人気です。
県内で製造、食品添加物を極力使わないなど、県の品質基準を満たしている加工食品の「ふるさと認証食品」にも認定されています。
価格は550mℓ入りが700円、1ℓ入りが880円(各税込・平成29年8月現在)。JAちちぶの各農産物直売所や秩父地場産業センターなどのほか、同JAホームページのネットショップからも購入できます。
問い合わせ先は、JAちちぶ営農経済部 ℡0494(63)2020まで。