令和元年度秩父地域食品表示研修会

県秩父保健所と県秩父農林振興センターは、9月5日、秩父宮記念市民会館にて、「令和元年度秩父地域食品表示研修会」を開きました。
食品製造事業者や直売所販売者など約100人が参加しました。 
「食品表示法」は2015年4月に施行され、JAS法、食品衛生法、健康増進法の表示規定を一元化したものです。現在は経過措置期間中で、加工食品は2020年4月から新表示へ完全移行となります。参加者からは関心の高さがうかがえました。
研修にはJAちちぶ農産物直売所の各店長も参加しました。皆野農産物直売所の茂木英典店長は、「新表示について直売所に出している方から質問をもらう事がある。しっかり学んで、安心して出してもらえるように準備したい」と話しました。
 研修は、中小企業診断士の三海泰良さんを講師に、食品表示の基礎知識や法律、食品表示の読み方についてなど説明を受けました。
 また、今回初めて食品表示ラベルの作成実習を行いました。参加者は秩父地域でよく作られている、まんじゅう・漬物(しゃくし菜)・こんにゃく・味噌・ジャム・惣菜の中から作成したいラベルを選び、グループに分かれ作成しました。配布されたレシピを基に、実際にラベルを作成することで、正しい知識と手順を学びました。
 参加者は「新表示について不安があったので、説明が聞けて良かった。実際にラベルを作成することで、ポイントがおさえられた。新表示に向けて、しっかり準備を進めていきたい」と話しました。

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講師の三海泰良さんによる説明