令和3年度 小麦出荷検査

 JAちちぶ営農経済部は令和3年7月14日、同部敷地内で秩父産小麦の出荷検査を職員10人が行いました。小麦は収穫後、ライスセンターで乾燥調製したものです。
 農産物検査員の資格を持つ職員が10戸の生産者が出荷する小麦約250袋を検査しました。農産物検査規程に基づき、粒の色や整粒具合、水分含有量などを確認しました。検査対象となったのは「農林61号」。小麦独特の風味とうま味が特徴で、うどんやまんじゅうなどへの加工に向きます。県の主力品種は「さとのそら」ですが、製粉会社からの需要が高く、県北地域では現在でも主力として栽培されています。
 今年は梅雨の影響で病気の発生や収量の減少が心配されましたが、質の良い小麦が多く出荷されました。
 秩父地域は、荒川の水と昼夜の寒暖差が大きい気候を生かした、高品質な小麦が栽培されています。