令和4年蚕糸祭斎行
JAちちぶ養蚕部会は令和4年12月4日、秩父神社で「養蚕倍盛祈願祭(蚕糸祭)」を執り行い、部会の生産者や養蚕関係者、県職員、JA役職員、ら16人が出席しました。
蚕糸祭は神社本殿で、生産者を代表して同部会の瀨能紀夫部会長(81)が神社に繭およそ1㌔を奉納。JAや行政機関らが玉串奉奠(ほうてん)しました。
その後、部会主催の秩父郡市養蚕振興奨励会の表彰式を行い、優良繭の生産に意欲的で模範的な養蚕農家が対象となる優良繭生産の部に小鹿野町の浅見幸子さん(86)が、養蚕振興に貢献した人が対象となる養蚕振興功労賞に県秩父農林振興センターの根岸七緒担当部長が選ばれました。
部会では今年度、「白繭」を春蚕期、夏蚕期、晩秋蚕期、晩々秋蚕期の4回飼育し、4人の組合員が品質や大きさともに素晴らしい繭を合計約1370㌔出荷しました。
瀨能部会長は「養蚕農家の後継者が見つかりにくく、また燃料や肥料価格の高騰による減収から、生産者の減少が心配される。蚕糸祭が毎年執り行えるよう、これからも頑張っていきたい」と話しました。