出荷最盛期に向けて花桃の目ぞろえ会

 桃の節句にあわせた花桃の出荷最盛期を前に、JAちちぶ花卉生産部会は令和3年1月20日、小鹿野町役場両神庁舎で「花桃共同出荷目ぞろえ会」を開きました。
 同部会員や県秩父農林振興センター、JA職員ら12人が出席。販売体制や計画、花桃出荷規格、促成要領について話し合いました。また、埼玉花桃生産出荷協議会発表の咲前基準を参考に、出荷時に適した花芽の状態を確かめました。
 その後行った荷造りの講習では、同部会の根岸正一部会長が各生産者の持ち寄った花桃を使い、束づくりの実演をしながら規格の確認を行いました。
 秩父地域で栽培される品種は、早咲きで赤花の「矢口桃」。花つき、花もち共に良い、切り花の代表的な品種です。
 根岸部会長は「新型コロナウイルスの影響もあり、市場での需要が読めないが、カビなどクレームの原因となるものに気を付けながら、例年通り良質な花卉を生産して欲しい」と話しました。
 花桃の出荷は、市場からの注文取りまとめ以降、2月上旬に出荷配分を決定し、2月中旬~下旬まで出荷します。箱詰めする枝1束は「Ⅼ(160ℊ以上)」と「Ⅿ(100ℊ以上)」の2規格で、昨年度はJA管内で202箱(1箱8㎏以上)を出荷。今年度は230箱の出荷を予定しています。