初のアスパラガス出荷規格講習会
JAちちぶ園芸部会は、平成30年4月23日、JA小鹿野集出荷所にて、初のアスパラガス出荷規格講習会を開きました。
秩父産アスパラガスの出荷最盛期を前に、部会生産者の意識や品質の向上、規格の統一を図ります。
生産者やJA職員、JA全農さいたま職員、県秩父農林振興センター職員、市場関係者ら15人が参加。
黒澤副部会長は「秩父産アスパラガスとして、品質の良いものを栽培し、多く出荷してほしい」と激励しました。
東京新宿べジフル株式会社の高階部長は「秩父きゅうり同様に数多く出荷してほしい。安定した量が出荷されれば、どんどんPRしていく。秩父ブランドは間違いないので、安心して勧められる」と期待します。
関係者らは、実物のアスパラガスや出荷の荷姿、資料を基に、出荷規格につて話し合いました。2L~Sまでの4等級あり、1本の重量や結束本数、入数(150g×14束)、長さ(25cm)を確認。調整項目として、穂先が開いてなく、曲がりのないもの。病虫害がなく、鮮度が落ちてないもの。結束テープは2ヶ所止めとし、頭部を揃えて、長さが一定になるように根部を切り揃えるなど、規格の統一を徹底します。
センターの松葉口さんは「今後、秩父産のアスパラガスとして、確実なものにしていきたい。栽培や病虫害の防除のポイントをおさえて、良いものを栽培してほしい」と呼び掛けました。
JA営農経済部のからは、防除こよみが配られ、今後の管理や病害虫の防除について呼び掛けられました。
同部会の主力農産物は、県産ブランド推進品目にもなっている秩父きゅうりやナス、インゲンです。
アスパラガスは、昨年から東京市場への出荷が始まりました。栽培時の身体への負担も少ないことから、高齢生産者などにも栽培が適しており、販売単価も良い農産物です。4月上旬から10月末までハウスで栽培され、新規作物として、部会内での栽培者も増えています。今後の出荷量の増大や安定供給が期待されます。