半促成キュウリの立毛共進会

JAちちぶ園芸部会は、平成28年5月31日、半促成キュウリの立毛共進会を開き、同部会キュウリ指導部役員、県秩父農林振興センター職員、種苗会社、同JA職員14人が審査員として出席しました。秩父郡市内各地区で選抜した14件の圃場を審査した結果、井上佳夫さんが、最高順位の優等賞に選ばれました。1等級には、守屋善雄さんと新井俊洋さんが選ばれました。

午前中に各圃場を巡回し、生育状況や管理状況、収量見込などを総合的に審査しました。午後には、小鹿野支店にて、生産者全員を対象にした講習会を開き、部会員30人が参加しました。審査圃場の状況を踏まえ、半促成キュウリの後半の栽培管理について細かく説明があり、「秩父きゅうり」の栽培技術や品質向上を図りました。

県秩父農林振興センターの松葉口修さんは「各圃場とも生育状況はとても良かった。これから梅雨期に入るので、病害の発生に注意してほしい。ハダニの発生も多くなるため、防虫ネットを設置するなどして、しっかり防除してほしい。」などと話しました。

同部会の主力農産物の一つであるキュウリは、「秩父きゅうり」として、県産ブランド推進品目となっています。7月まで収穫する半促成栽培と12月上旬まで収穫する抑制栽培の二期作で、有機質肥料施肥など義務付け、毎年土壌診断を行って施肥設計し、良食味を追及します。

 

秩父きゅうり