吉田かえでの会 楽しくミニデイ開催
JAちちぶ吉田支店助け合い組織「かえでの会」は、平成29年7月8日、秩父市吉田地域の石間生活改善センターにて、近隣住民を対象にミニデイサービスを開きました。29人が参加し、同会員やJA職員ら9人と楽しく一日を過ごしました。地域での高齢化や過疎化が進む中、地域住民と会員、JA職員が活動を通じて、誰もが安心して暮らせる、心豊かな地域づくりを進めることを目的に開きます。
午前中には、曲に合わせて身体全体を動かす体操をし、脳と指先の運動のため、折り紙でのコマ作りをしました。地元住民の町田さんがボランティアで行うマジックショーでは、参加者らは、驚きと笑顔が絶えませんでした。昼食には、同会員が考案した地元野菜を多く使った手作りメニューが出され、彩り鮮やかでおいしいと参加者から好評です。午後には、活動に賛同する地元の踊りグループによる日本舞踊を鑑賞しました。
参加者は、「毎年楽しみにしている。マジックが近くで楽しめてよかった。来年も参加したい」などと笑顔で話しました。
同地域は、県内でも高齢化率の高い地域の1つです。平成14年から2年間「農山漁村高齢者活動支援事業」(農林水産省)の認定を受け、同JA女性部活動の一環として、旧吉田町全域でミニデイサービスと介護教室をそれぞれ年10回開きました。各方面から強く活動の継続が求められ、平成15年に助け合い組織として設立。平成16年にボランティアを募集し、名称を旧吉田町シンボルの木「カエデ」からとり「かえでの会」と改めて発足しました。現在は、女性部組織とJAが連携・調整をして活動しています。
毎年JA吉田支店管内の各地で、概ね60歳以上の人を対象に、ミニデイサービスを開いています。今年度は、10地区で開催を予定です。