吉田小学校田植え体験

 令和5年6月6日、秩父市吉田地区の農家らが組織する「ホウネンエビを守る会」は田植え体験教室を開き、市立吉田小学校5年生27人が参加しました。
 体験は、環境・食を含む総合的な学習の一環として、学校近くの布里田中地区の水田で行いました。生徒たちは水田に生息する水生生物について説明を受けた後、稲の手植えを体験しました。
 水田にカブトエビやホウネンエビが生息することは、無農薬・減農薬での栽培を行っている指標の一つです。また、カブトエビには雑草の発芽と生長を抑制する働きがあり、農薬の使用を減らし、田の生態系を含む環境と人にやさしい米作りが期待できます。
 同校の中山浩一校長は「この体験により、秩父地域に身近な農業に関心を持ち、将来地域の農業者となってくれることを期待したい」と話しました。