夏秋茄子立毛共進会で小鹿野町の冨田さんが1等賞に!
JAちちぶ園芸部会は、平成29年9月26日、今年度の夏秋茄子立毛共進会を開きました。秩父地域全域から選抜した16戸の圃場を対象に審査した結果、小鹿野町の冨田さんが1等賞に輝きました。
今回の立毛の部審査と合わせて、10月末時点での作付面積、収量、販売金額などを総合して、今年度の総合順位を決めます。
同共進会は、生産者の意欲高揚や栽培技術の向上、品質向上に資することを目的に毎年開いています。
新井部会長は「今年は天候の荒れが激しかった。栽培管理の徹底がいつも以上に必要だ。各圃場を審査すると共に、良く見て今後の管理に活かしてほしい。」と激励しました。
部会員やJA職員、県秩父農林振興センター職員ら24人が審査員となり、各圃場を巡回して、管理状況や生育状況、病害虫などを総合的に採点しました。
今年は、8月の長雨の影響により、病害虫の発生などが懸念されましたが、各圃場とも徹底した管理がされ、ナスの生育は順調です。
天候不順の影響から例年より出荷量は減っているものの、9月からの天候回復も後押しし、現在出荷の最盛期を迎え、出荷量は順調に伸びています。
部会の主力農産物の一つであるナスは、平成20年よりJA全農さいたまブランドの「菜色美人(さいしょくびじん)」として東京市場に出荷し、品質の高さや規格の統一性が好評です。毎年、植付け時期の植付け講習会、出荷初期や中間に出荷規格講習会や現地検討会、共進会などを開き、生産者全体の底上げを図っています。
苗の植付けは5月に行い、出荷は6月中旬から始まります。8月~10月上旬に出荷最盛期を迎え、霜が降りる11月中旬まで行なわれます。