夏蚕期養蚕農家巡回
JAちちぶは、7月17日、夏蚕期(かさんき)の白繭出荷に向けて、埼玉県秩父地域のJA養蚕部会員の各飼育場を巡回し、蚕の成育状況などを確認しました。
今期は梅雨の影響もあり、気温の低い日が続いたため、成育はやや遅めです。各農家の管理の徹底により、全体的に蚕の生育は順調です。
飼育場には、成育の調整や糞などで湿度が上がり病気になることを防ぐため、石灰や灰なども撒かれます。地域では古くから「蚕は風で飼え」といわれ、室内は風通しがよく、空気の循環がされています。
蚕は、ほとんどの農家が、2齢まで稚蚕共同飼育し、7月1日に配蚕したものを飼育しています。7月中旬に上蔟(じょうぞく)し、7月下旬に収繭(しゅうけん)して、夏蚕期の白繭を出荷する予定です。