大田中学校ものづくり体験教室

 秩父市在住の組合員の今井清吉さん(77)は令和6年8月28日、同市立大田中学校の「ものづくり体験教室」で、3年生21人を対象にわら細工の作り方を教えました。
 教室では、稲わらで大きさ20センチほどの亀を作成。使用したのは「おくのむらさき」の稲わらで、今井さんが8月に刈り取ったものです。ほとんどの生徒が未経験だったため、作ることが難しい部分は、今井さんが事前に用意したものを使いました。
 わら細工を作り終えた生徒は「わらを使った結び方が上手くいかず大変だった。作品の色が変わっていくと聞いたので、今から楽しみ」と感想を述べました。
 今井さんは「秩父地域はこれから稲刈りが始まる。稲わらをもらえる機会があれば、また家で作ってみてほしい」と話しました。
 今井さんは、地元の公民館でわら細工や正月飾りの講座を開いており、そこに学校関係者が訪れたことから、学校での教室が実現しました。同校で10年以上前から教室を開き、毎年生徒にわら細工を教えています。