就農2年目 ナス栽培に奮闘

埼玉県秩父市の八木さんは、出荷最盛期を迎えた秩父産ナス「菜色美人(さいしょくびじん)」(品種:千両2号)の栽培・出荷に励んでいます。

八木さんは、就農して2年目です。JAちちぶ園芸部会に所属し、1人で主にナスの露地栽培を約10aの圃場でしています。 部会員の仲間から技術や情報の提供を受け、JAなどの指導も受けながら栽培に励みます。有機肥料を使い、土づくりにも力をいれ、良質なナスの栽培をしています。

主にJA小鹿野集出荷所から東京市場に出荷し、JA農産物直売所にも出荷しています。

部会の主力農産物の一つであるナスは、平成20年よりJA全農さいたまブランドの「菜色美人(さいしょくびじん)」として東京市場に出荷し、品質の高さや規格の統一性が好評で、高く評価されています。

苗の植付けは5月に行い、出荷は6月中旬から始まります。8・9月に最盛期を迎え、11月中旬の霜が降りるまで行なわれます。

今年は、7月の酷暑や雨量不足の影響から、昨年より収量がやや減りましたが、情報の共有や栽培管理の徹底、病虫害の防除などの今できることをし、被害を最低限に抑えました。

ナスの他に約20aの圃場で、ネギやブロッコリー、ホウレンソウ、キュウリなども栽培し、直売所出荷もしています。

八木さんは「ゼロからやっているので、部会員やJAなどから情報を集めながら栽培をしている。農業は天候に左右されるので大変だが、やりがいがある。忙しいときは忙しいが、自分のペースでできるので、会社勤めと違い気は楽だ。良い農産物を生産していきたい。」と意気込みます。

 

良質なナス

良質なナス