平成28年度女性大学開校
JAちちぶ女性大学は、平成28年6月9日、道の駅みなの同JA加工所にて、「まんじゅう」「冷汁」「しそ巻き」などの郷土料理教室を開き、受講生28人、JA職員3人が参加しました。
同JA女性部の新井美津恵部長は「皆で楽しみながら作ってほしい。こうした活動に興味をもった人は、女性部への加入も考えてみてほしい」などと話しました。
同JA女性部皆野支部の支部員が講師となり、受講者に丁寧に教えました。
「まんじゅう」のあんには、餡子としゃくし菜(正式名称:雪白体菜)を漬物にした、ちちぶ菜漬けを細かく刻み、油で炒めたものの2種類用意しました。小麦粉、重曹、水、牛乳、砂糖、卵を混ぜ皮を作り、丸めておいたあんを皮で包み蒸し器で蒸して出来上がります。
「冷汁」は、すり鉢でごまをすり、味噌、輪切りにしたきゅうり、刻んだ青じそやねぎなどを入れ、氷水で溶く。うどんや冷や飯などにかけて食べます。
「しそ巻き」は、味噌、もち粉、片栗粉、みじん切りにした青唐辛子に酒や砂糖、米油などの調味料を入れ、練り合わせます。ガーゼを敷いた容器に入れ30~40分蒸かし、一口サイズの棒状にしたものに青しそを巻き、フライパンで焼き揚げます。
同地域は、山に囲まれた盆地であるため、1日の寒暖差や夏と冬の気温差が大きい。山間地域で自然が豊かなことから、山の幸・川の幸に恵まれ、麦やそば、しゃくし菜、干しイモなど、多彩な食材を使った食文化が生まれました。祝日や祭りなどで食べる「行事食」、農作業の合間などに食べる「小昼飯(こじゅうはん)」などがあり、「しゃくし菜まんじゅう」「冷汁」「しそ巻き」など、多くの郷土料理があります。
受講した参加者は「まんじゅう作りを覚えたくて参加した。友達と一緒に楽しく参加出来た。」などと話しました。