抑制栽培キュウリ共進会・栽培管理講習会

 JAちちぶ園芸部会は令和6年10月1日、「秩父きゅうり」の抑制栽培立毛共進会と栽培管理講習会を開きました。
 共進会では、同部会指導部員や㈱ときわ研究所、県秩父農林振興センター、JA職員ら21人が、部会員14軒の圃場を巡回。病害虫の発生や育成・管理状況、収量見込について採点し、最高位の優等賞には、守屋善雄さん(小鹿野)が選ばれました。
 今回審査したキュウリは、7月末から8月上旬に定植したものです。樹の成長は順調ですが、酷暑により、果実の高温障害や根の活動の低下などの影響を受けました。
 圃場を審査したJA営農指導課の清川完司職員は「樹勢を維持できるかが、今後の収量に大きく関わる」と話しました。
 栽培管理講習会では、㈱ときわ研究所の荒井隆孝係長が巡回した圃場の様子に触れ、現在の樹姿に応じた栽培管理を説明しました。出荷最盛期を過ぎ「なり疲れ」となった樹を立て直し、収量を回復させることを呼び掛けました。
 同部会は、主要農産物の「秩父きゅうり」を、7月まで収穫する半促成栽培と12月上旬まで収穫する抑制栽培の二期作で栽培します。収穫を早くする半促成栽培と遅くする抑制栽培を組み合わせることで、長期間の安定した出荷を行います。