抑制栽培胡瓜規格講習会

 JAちちぶ園芸部会は令和3年9月6日、JA小鹿野集出荷所にて、「秩父きゅうり」出荷者を対象に抑制栽培胡瓜の規格講習会を開きました。生産者や同部会販売対策部、県秩父農林振興センター、JA職員らが参加しました。
 今作からの新規就農者2名の紹介があった後、販売対策部の黒澤忠弘副部長が出荷規格5等級の重量や長さ、曲がりなどの規格を、表を用いて説明。生産者は用意された実物のキュウリを手に取り、規格の確認や作柄などの情報共有をして、意識や品質の向上、規格の統一を図りました。
 販売対策部の黒沢明部長は「定植後、天候不順により一時は病気が増えていたが、ここにきて少なくなった。市場価格は良いが、良品は出にくい為、栽培管理を懸命に取り組み、良いものを多く出荷してほしい」と質の向上に向けて呼び掛けました。
 今年度の出荷量は、8月中旬からの多雨や日照不足などの影響で例年に比べ減っています。これから天候の回復により育成が良好となれば出荷量が増え、9月下旬から最盛期を迎える見込みです。
 同部会の主力農産物の一つであるキュウリは、「秩父きゅうり」として県産ブランド推進品目となっています。8月上旬まで収穫する半促成栽培と12月上旬まで収穫する抑制栽培の二期作で栽培しています。有機質肥料施肥などを義務付け、毎年土壌診断を行って施肥設計し、良食味を追及します。