日本屈指の品質「秩父きゅうり」現地検討会
JAちちぶ園芸部会は、平成30年4月24日、JA小鹿野集出荷所にて、半促成胡瓜現地検討会を開きました。
半促成栽培の「秩父きゅうり」の出荷最盛期を控え、情報の共有や今後の栽培管理を検討し、生産量の増大や品質の向上を図ります。
新井部会長は「今年も気象条件が極端だ。日々の栽培管理も苦労することが多い。アドバイスを受けたことを参考に適切な管理をして、良質な秩父きゅうりを多く出荷してほしい。」と激励しました。
午前中に同部会指導部員やJA職員、県秩父農林振興センター職員、種苗会社ら18人が部会の若手生産者の圃場を中心に6ヶ所を巡回。各圃場での生育状況や管理を確認し、病虫害の防除や対策、今後の栽培管理について指導しました。
午後には、JA小鹿野集出荷所で、各圃場での栽培状況を基に現地検討会を開き、部会員35人が参加しました。
株式会社ときわ研究場の小田社長から、センターが用意した資料をもとに、巡回した圃場の状況や今後の管理について説明がありました。
急激に気温が上がったことから、一部で高温乾燥による日焼けが見られます。灌水を行い、湿度を上げて対応します。また、収量が多く成り疲れも見られます。株の負担をなくすための手段として追肥を行います。今後の管理として、病虫害の防除やハウスの管理、GAPの知識などを3択クイズ形式で示しました。
今年は、3月から気温が上がり晴天が続いたこともあり、キュウリにとっては、良い気象条件となりました。全体的に病虫害も少なく、良質なキュウリが生育しています。出荷量も例年に比べ、やや多いです。
同部会の主力農産物の一つであるキュウリは、「秩父きゅうり」として県産ブランド推進品目となっています。出荷先の東京市場からは、味と香りが大変良く、日本屈指の品質のキュウリと評価され、高単価で取引されています。