春期「白繭」出荷
JAちちぶ養蚕部会は令和5年6月16日、同JA秩父西ふれあいプラザ敷地内で、春蚕期白繭の選繭と出荷を行いました。2戸の農家が約400㌔を出荷し、作業には同部会員と県秩父農林振興センター、NOSAI埼玉、JA職員らが参加しました。
出荷した繭は、JA甘楽富岡小野稚蚕人工飼料育センター(群馬県)にて3齢まで育てた蚕を、各農家に配蚕し育てたものです。春蚕期の蚕は与える桑の質が良いため、一年で一番大きくなりやすい特徴があります。繭は生糸生産のため、長野県下諏訪町の松澤製糸所に持ち込みました。
部会の久米悠平部会長は「今期は、上蔟を終えてから雨が続いたが繭に影響はなく、品質の良い繭が出荷できた。これから3回行う出荷も無事にできるよう、関係機関の皆様にはご協力いただきたい」と話しました。
秩父地域は古くから養蚕が盛んで、現在も重要な作目として位置づけられます。部会では今年度、白繭を春蚕期、夏蚕期、晩秋蚕期、晩々秋蚕期の計4回の出荷を予定します。