春期「白繭」出荷
令和4年6月17日、JAちちぶ養蚕部会は同JA秩父西ふれあいプラザ敷地内で、春蚕期白繭の選繭と出荷を行いました。3戸の農家が263㌔を出荷し、作業には同部会員と県秩父農林振興センター、NOSAI埼玉、JA職員らが参加しました。
出荷した白繭は、JA甘楽富岡小野稚蚕人工飼料育センター(群馬県)にて3齢まで育てた蚕を、各農家に配蚕し育てたもの。春蚕期の蚕は与える桑の質が良いため、一年で一番大きくなりやすいです。
同部会の瀬能紀夫部会長は「桑の葉の成長が例年よりも早く、病虫害の発生も無かったため、蚕の食料が充実した。蚕も繭もよく育ち、重く大きな繭となった」と話しました。
秩父地域は古くから養蚕が盛んで、現在も重要な作目として位置づけられます。部会では今年度、白繭を春蚕期、夏蚕期、晩秋蚕期、晩々秋蚕期の計4回の出荷を予定しています。