晩々秋期白繭出荷
JAちちぶ養蚕部会は令和5年10月17日、JA秩父西ふれあいプラザ敷地内で、晩々秋期白繭の選繭と出荷を行いました。2戸の農家が約213キロを出荷し、作業には部会員と県秩父農林振興センター、NOSAI埼玉職員、JA役職員らが参加しました。
出荷した繭は、長野県の蚕種製造社で2齢まで育てたものや、生産者が卵から飼育した蚕を育てたものです。出荷後は生糸生産のため、長野県下諏訪町の松澤製糸所に持ち込みました。
久米悠平部会長は「晩秋期は暑さが続いたが、晩々秋期は配蚕期から朝晩が冷え込んだ。蚕室の室温を保つことが大変だったが、無事に一年の出荷を終えることができた」と話しました。
部会では1年間で4回出荷を行い、出荷量は合計で1045キロとなりました。12月4日には、一年の恵みに感謝をささげる「蚕糸祭」を執り行います。