晩々秋期繭出荷
JAちちぶ養蚕部会は令和6年10月17日、JA秩父西ふれあいプラザ敷地内で、晩々秋期の繭の選繭と出荷を行いました。
約65キロの繭を、瀬能紀夫副部会長が出荷。県秩父農林振興センター、NOSAI埼玉職員、JA役職員らが選繭を行い、長野県の松澤製糸所に持ち込みました。
今期は、蚕の一部に膿病が発生しました。JA営農指導課の横田佳亮担当は原因について「病気が発生した晩秋期との飼育期間の重なりや、酷暑による桑葉の質の低下、昼夜の寒暖差など、病気が出やすい環境が揃ったのでは」と話しました。
瀬能副部会長は「晩秋期では、気候の影響なのか今までに無いほどに収量が落ち込んだが、今期はなんとか繭が採れた。関係者各位の協力により、無事に一年の出荷を終えることができた」と話しました。
部会では、生産者2人が1年間(4期)で、繭を合計345キロ出荷しました。12月4日には一年の恵みへ感謝をささげ、来年の豊作を祈願する「蚕糸祭」を執り行います。