柿の剪定講習で安定生産目指す
皆野町柿生産組合は、平成30年2月6日、皆野町上三沢・青砂地区の鈴木組合長が管理する柿圃場にて「柿の剪定講習会」を開き、生産者や県秩父農林振興センター職員、JAちちぶ職員ら16人が参加しました。
同組合では、町や商工会、JAらと一体となり、同町の柿安定生産のため、毎年定期的に剪定講習会を開いています。
当日は、JA営農振興課特別嘱託の清川さんが講師となり、剪定の確認のほか、年間の病害虫の防除について説明しました。
剪定のポイントとして、樹の上部から下部まで、重なり枝を少なくするよう「日照条件の改善」。
樹高を上げすぎず、下部に不要な枝を残さない「作業のしやすい樹形」。
樹勢にあわせて、強樹勢は弱剪定にし、弱樹勢は強剪定にする「樹勢の調節」。
通風が良く、農薬の掛かりむらのない樹形をつくる「防除効果の改善」を12月下旬から2月下旬に行います。
適切な堆肥の施用などの土づくり、主枝または主枝候補を残した剪定、粗皮削りなど病害虫防除を徹底することで、今年産収量の安定確保を目指します。
講習をうけた生産者は、「前年に実が生った枝を切り、今年生るであろう枝を残すといった剪定作業を毎年繰り返すことで、安定生産につなげたい。」と意気込みます。