田植え体験広まる
秩父地域の豊かな自然資源を活かした、伝統的な農業の体験が広まっています。
横浜市立軽井沢中学校の2年生約80人は5月24日、小鹿野町での自然教室の一環で、地元農家や町役場の協力のもと田植え体験を行いました。
同中学校は都心部にあるため、田んぼでの農業体験が初めての生徒がほとんど。互いに声を掛け合いながら、泥の中での慣れない作業に奮闘しました。
また、秩父市立吉田小学校5年生の31人は6月3日、同市布里田中地区の水田にて、地元農家らによる「ホウネンエビを守る会」の協力のもと田植え体験教室を行いました。
環境・食を含む総合的な学習の一環として、生徒たちは米の生産過程の体験と、水田の中を泳ぎ回るカブトエビ、ホウネンエビをはじめとした水生生物の観察をしました。
担任の神尾篤先生は「今日植えた苗が、稲刈りの時までにどれだけ育つか比べてほしい」と話しました。