県北6JA合同企画 子ども食堂農業体験を開催
埼玉県北地域の6JA(ちちぶ、埼玉ひびきの、くまがや、ふかや、埼玉岡部、花園)は合同で、地域の子ども食堂と協力して、農業体験を企画しました。
各JAは令和元年から、地域貢献活動の一環として、子ども食堂への地域の農産物を提供しています。今回は新たな取り組みとして、農業体験を通じて農業と食への関心を高めてもらうことと同時に、子ども食堂への新たな食材提供を目指します。
初年度は各JAが管内の団体へ呼びかけ、ジャガイモやタマネギを栽培します。
体験に先立って3月5日、JAふかや幡羅プラザで式典を開き、6JAの組合長や子ども食堂代表者をはじめ、JA連合会、県福祉部らが参加しました。
JAちちぶでは、令和5年3月12日にジャガイモの植え付け体験を開き、「ナゼラボ」と「彩の国子ども・若者支援ネットワーク」の利用者ら39人が参加しました。
子ども食堂利用者がJA職員の指導のもと、、秩父市の冨田幸夫さんからお借りした約3㌃の圃場で、30㌔のジャガイモの植え付けを楽しみました。生産資材や農機具、備品などは、JA共済連埼玉県本部の地域・農業活性化積立金を活用してJAが用意しました。
JAの山口宣夫専務は「当JAは令和元年度より、地域貢献の一環として、子ども食堂への農産物の提供をしている。今回は、将来を担う子供たちの健康を願い、新たな取り組みを企画した」とあいさつしました。
6月中旬に予定する収穫にも体験を企画します。収穫物は各団体に寄贈し、食堂や調理体験などで使います。