県庁表敬訪問で秩父のおいしいイチゴをPR
JAちちぶいちご部会は、平成29年2月2日、さいたま市、埼玉県庁にて、上田清司知事を表敬訪問しました。
岩﨑宏県議会議員、同部会員、同JA役員や職員、県秩父振興センター職員ら11人が出席しました。知事のほか、副知事、農林部長らにも挨拶。報道長や農業支援課、観光課など県庁内の各所を訪問し、秩父地域のイチゴをPRしました。
訪問時には、とちおとめ・やよい姫・紅ほっぺ・章姫のほか、県で平成20年から開発を進め、同地域でも栽培し、今年度から販売もしている、新品種「埼園い1号」と「埼園い3号」も用意しました。
同地域で栽培したイチゴを食べた上田知事は「とても美味しい。新品種のイチゴも味が濃く、上品な甘さと酸味のバランスが非常に良い。早く良い愛称が決まって欲しい。」などと話しました。
田口部会長は「秩父では、イチゴ狩りや地元での販売が多い。直売所や道の駅、各農園に出荷しているイチゴは、全体が赤くなってから出荷しているのでとても甘い。氷柱やロウバイなどの冬の秩父を観光しながら、多くの人においしい秩父のイチゴを味わってもらいたい」とPRしました。
同地域は、平成26年2月の記録的な大雪により、ビニールハウスの倒壊など壊滅的な被害を受けました。特に定植直前のキュウリや収穫期のイチゴなどの施設栽培は、ビニールを張った状態が多かったためにダメージが深刻でした。県や市、町による雪害対策や補助金により、栽培を再開しています。昨年は「復興元年」として、すべての観光イチゴ農園が開園できました。
同地域のイチゴ栽培は、「やよい姫」「とちおとめ」「紅ほっぺ」「章姫」「かおり野」などを主な品種として、約6.5ヘクタールで栽培します。開園時期は、1月からはじまり、遅い農園では、初夏の6月中旬までイチゴ狩りが楽しめます。昼夜の寒暖の差が大きいため、イチゴに甘味が乗ります。ほとんどの農園がエコファーマーの認定を受け、環境にやさしい農業に取り組みます。
自然に恵まれた環境で、温泉や札所(ふだしょ)などの観光スポットも多く、観光農園に適しています。