「秩父いんげん」出荷規格の統一を図る
JAちちぶ園芸部会は、平成28年8月29日、同JA小鹿野集出荷所にて、同部会「秩父いんげん(品種:いちず)」出荷者を対象に、隠元規格講習会を開き、部会員18人が参加しました。
抑制栽培の「秩父いんげん」の出荷の最盛期を前に品質の規格統一を図り、意見交換を行い意識や栽培技術の向上を図りました。
同部会インゲン指導部長の黒澤伸一さんは「天候不順の影響もあり、例年より出荷量が少ない。これから抑制栽培の最盛期に入っていくので、良い品質のものを多く出荷してもらいたい。品質の良さから市場での評価も上がっている」などと話しました。
同講習会の後、同JA営農経済部の清川完司さんから今後の管理について、生育後半に収量が伸びない要因や花落ちの原因の対策。オオタバコガやハダニ類、角斑病などの病虫害対策や防除、適切な農薬について、説明がありました。
同部会の主力農産物は、キュウリ、ナス、インゲンです。栽培指導を担当する指導部、市場との交渉や規格の統一化などを担当する販売対策部があり、生産から流通まで部会が行います。インゲン栽培は、「春まき」と「抑制」の二期作で行われます。6月から始まり、11月中旬まで(霜が降りるまで)栽培、出荷されます。厳格な規格の統一と生産履歴記帳、良品質栽培などが「秩父いんげん」として、市場からの信頼と評価を上げています。