秩父かぼす栽培順調!
JAちちぶカボス部会(新井瞭寿部会長)は、小鹿野町の黒澤昌也副部会長の圃場にて、出荷に向けて、栽培状況の確認を行い、意識の統一を図りました。
同部会員やJA職員14人が参加しました。
カボスの仕上がりは、5・6月の雨量不足から、例年より成長が遅かったが、非常に良いできになっています。
同部会は、今年5月27日に秩父カボス生産組合と小鹿野カボス部会が統合し、「JAちちぶカボス部会」として設立。カボス生産者38人が参加し、同JA営農経済部が事務局となりました。
同部会で栽培する秩父産のカボスは、「秩父かぼす」として、出荷先から香りや味が良いと好評です。
同地域は、中山間地域に位置し、日当たりの良い山の斜面を利用して栽培します。昼夜や1年を通して、気温の寒暖差が大きく、味の濃いカボスができます。
平成25年に関東の大手スーパーマーケットの「ベルク」にて、試験的に「秩父かぼす」を販売しました。購入者から好評だったことから、昨年から本格的に販売しています。今年は、週2回の出荷となりました。
「秩父かぼす」は、9月から10月まで出荷され、11月から12月には「ゴールデンカボス」として、黄色いカボスを出荷します。「ゴールデンカボス」は、成熟し、黄色くなったカボスです。成熟したカボスは、爽やかな酸味とほのかな甘味が楽しめます。
新井瞭寿部会長は「味も濃い秩父かぼすを皆さんに味わって欲しい。今後、品質や生産量の向上や安定を図り、ブランド品として認められるようPRしていきたい。」などと意気込みを語りました。