秩父のおいしいリンゴ決まる!「ぐんま名月」

JAちちぶりんご部会は、平成30年11月7日、県秩父農林振興センター3階で、「第7回おいしいりんご品評会」を開きました。

8点4種類(ぐんま名月・陽光・スリムレッド・あまころがし)のリンゴが出品され、金室さん(皆野町)の「ぐんま名月」が最高順位の秩父農林振興センター所長賞に輝きました。

振興センターの荻野副所長が審査長を務め、出品者やJA職員、振興センター職員、一般審査員ら40人の出席者全員が審査員となりました。

おいしさや糖度、肉質など「食味」6割、形状や着色など「外観」4割で審査。和やかな雰囲気の中、各審査員が自分好みのおいしいリンゴを3つ選びました。

同部会では、観光果樹として矮化(わいか)リンゴの生産技術の水準を高め、品質の向上を図り、高揚、発展に資することを目的とし、平成24年から毎年同品評会を開いています。

県農業技術研究センターの遠藤農業革新支援担当部長は「おもしろい品種のリンゴも出品されている。どのリンゴも美味しく、地域で栽培される色々な品種を多くの人にPRしていきたい。」と講評しました。

井上部会長は「8月までの猛暑や9月からの曇天とリンゴの栽培には厳しい年だった。各生産者が管理の徹底をし、おいしいリンゴに仕上がっている。多くの人に紅葉を楽しみながら秩父のおいしいリンゴを味わってほしい。」と話しました。

 

秩父地域は、標高が高く、昼夜の寒暖差が高いため、甘味のあるおいしいリンゴが栽培されます。自然に恵まれた環境で、温泉や札所(ふだしょ)などの観光資源も多く、観光農園に適しています。販路は主に各農園でのリンゴ狩りや直売、リンゴのオーナー制度(令和6年5月現在で、オーナーの募集は行っておりません)、JA各農産物直売所への出荷などです。

今年度は、例年に比べ、リンゴの生育は1週間から10日早いです。異常気象の影響から収量はやや減ったものの、品質は良い出来です。旬をむかえた11月には、紅葉や新そばも楽しめます。

 

褒章されたリンゴは以下のとおりです。

 

秩父農林振興センター所長賞に金室さん(皆野町)の「ぐんま名月」

所長賞

 

秩父観光農林業協会長賞に長谷川衛さん(秩父市荒川)の「ぐんま名月」

会長賞

 

ちちぶ農業協同組合長賞に井上澄江さん(秩父市荒川)の「あまころがし」

組合長賞