秩父ブドウの品種検討

 秩父ぶどう組合連絡協議会は令和3年9月17日、JAちちぶ営農経済部にて「ぶどう品種検討会」を開きました。会員がブドウを持ち寄り、栽培方法や品質について検討、生産技術の向上を図りました。
 8名の会員が21点、17品種のブドウを出品したほか、他県で栽培されたブドウやオリジナルブランドも用意されました。会員は写真撮影や試食を行いながら、同じ品種での比較やオリジナルブランドの特徴を確認し、今後栽培する品種への参考としました。種無しで皮ごと食べられる品種が多く持ち寄られ、協議会の新井範会長は「そのままで食べやすく、一粒の大きさも丁度よい品種が消費者から好まれる」と話しました。
 また会長はあいさつで「今日の検討会には、今後20年栽培できる品種のブドウが集まったと思う。現在の主力品種である「シャインマスカット」の次へと繋げる品種を検討してほしい」と話しました。
 秩父地域は県西部の中山間地域に位置し地域内でも標高差があるため、ブドウの生育状況が各地区によって異なり、同一品種であっても収穫期間に幅を持たせることができます。観光農園が主体のため、栽培品種数は50種を超えます。ブドウ狩りは10月中旬まで楽しめ、販売は遅い農園で11月上旬までされます。