秩父特産農産物 しゃくし菜栽培講習会

 JAちちぶと県秩父農林振興センターは令和4年7月21日と22日、秩父地域で加工用しゃくし菜の秋作生産者向けの栽培講習会を開きました。
 講習会では、JA営農経済部の清川完司職員から栽培暦をもとにした作業時期、土づくりや施肥設計、栽培管理手順、病害虫の防除などについて説明がありました。
 今年度栽培するしゃくし菜の播種(はしゅ)は、8月下旬~9月中旬を予定。育成期中も中間検討会や定期的な圃場巡回を行うなど栽培管理を徹底し、良質なしゃくし菜90㌧の生産を目指します。
 栽培したしゃくし菜はJAが買取り、JA皆野農産物加工センターで「ちちぶ菜漬」などに加工します。
 しゃくし菜は正式名称を雪白体菜(せっぱくたいさい)と言い、秩父地域の気候や土壌に合った特産農作物の一つとして古くから栽培されています。収穫後は漬物や油炒めにするなど、寒い時期の保存食として親しまれています。