秩父特産農産物「しゃくし菜」栽培講習会

JAちちぶと埼玉県秩父農林振興センターは、7月23日、同JA営農経済部会議室にて、秩父地域の特産農産物の一つ「しゃくし菜」(正式名称:雪白体菜(せっぱくたいさい))の栽培講習会を開きました。

しゃくし菜は、同地域で古くから栽培しており、数ある特産農作物の中でも代表的なものの一つです。

当日は新規生産者3名を含む、17人が参加しました。

同JA営農経済部特別嘱託の清川完司さんから、土壌の作り方からはじまり、播種(はしゅ)時期、適正な農薬・肥料の使用時期や量の注意点、病害虫の防除などの説明がありました。

秩父地域は、標高が高く、標高500m以上から300m以下と標高差もあるため、播種時期も8月下旬から9月中旬まで変える必要があります。時期が早すぎると、病害虫の被害を受けやすく、遅いと十分な生育量を確保できません。

今後も中間検討会や定期的に圃場を訪問し、栽培管理を徹底します。

栽培したしゃくし菜は、同JAが買取り、同JA皆野農産物加工センターで、「ちちぶ菜漬」などに加工されます。県の品質基準を満たしている加工食品の「ふるさと認証食品」にも認定されており、シャキシャキした食感で歯切れがよく、きれいな艶が特徴です。

 

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