秩父産「春そば」出荷検査

JAちちぶは、平成29年8月2日、秩父市の同JA営農経済部敷地内にて、農産物検査員が7月上旬から下旬にかけて秩父市荒川地域で収穫した「春そば」の出荷検査をしました。

JA職員や秩父市荒川そば生産組合員らが、1袋23kgの新そばを並べ、検査員3人が無作為に数袋検査しました。

検査は、1袋から計量用のコップすりきり1杯のそばの実をとり、機械に入れ、容積重や水分(16%以下)、被害粒、異種穀粒を検査。平均の数値をだして、1等・2等・規格外の3段階等級に分けます。今年度の秩父産の「春そば」は、良質な1等でした。出荷量は、約7.5tで、同地域の一部のそば処や同JAの各農産物直売所などで販売されます。

笠原副組合長は「今年は、量や質も例年に比べ良い出来だ。春そばを作っている地域は少なく、秩父に住んでいても春そばのことを知らない人も多い」などと話しました。

 

荒川地域は、「そばの里あらかわ」とも呼ばれるほど、そばの生産が盛んで、多くのそば処があり、春に播種し、夏収穫の「春そば」と秋収穫の「秋そば」の2期作で栽培します。春と秋では違う品種を播種します。播種するそばは、秩父地域の在来のものを使います。

地域では、シカによる農産物の被害が多く、そばも例外ではありません。「春そば」の被害は少ないものの、「秋そば」の被害は非常に多いです。対策として、播種時期を少し早めています。

「秋そば」は8月下旬に播種し、10月末から11月上旬に収穫します。

地域では、11月の第3日曜日に「ちちぶ荒川新そばまつり」を開く予定です。

 

 

そば道場あらかわ亭でも8月上旬から下旬まで「風味豊かな新そば」が味わえます。(下旬以降も地域のそば(今年の春そばも)使用)

 

そばの実を機会で計測

そばの実を機会で計測

 

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良質なそばの実

良質なそばの実