秩父産カボス搾汁最盛期
秩父市の第3セクター「株式会社 龍勢の町よしだ」では、10月中旬から11月上旬まで、秩父産カボスの搾汁作業の最盛期をむかえました。
同社では、昨年から秩父産カボスを使った特産品作りを行っています。手作業で搾った果汁は、1kgと2kgの袋へ入れて冷凍し、今年の7月から販売している、秩父かぼすサイダーやゼリーなどに利用します。秩父かぼすサイダーは、同地域の道の駅龍勢会館や直売所などで販売しています。
原料のカボスは、JAちちぶカボス部会の部会員14人から、規格外のものなど、約2トン仕入れました。
同部会は、秩父カボス生産組合と小鹿野カボス部会が統合し、今年5月27日に「JAちちぶカボス部会」として設立しました。同JA営農経済部が事務局をします。
同部会のカボスは「秩父かぼす」として、出荷先などから香りや味が良いと好評です。
同地域は、昼夜や1年を通しての気温の寒暖差が大きく、カボスの栽培に適し、濃い味のカボスができます。
同社では、同地域で栽培された、イチゴやブルーベリー、ユズなども冷凍し、加工。商品化します。
本多秀夫社長は、「今年は、良い秩父産のカボスができている。好評であれば、カボスの仕入れを増やしていきたい。これからも、秩父地域の特産物を使った商品を提供したい。」などと意気込みを語りました。
来年には、カボスをお手軽に使える、カボス100%果汁の商品を販売する予定です。