秩父農工科学高校 S―GAPを追加取得

 埼玉県立秩父農工科学高等学校農業科は、S―GAP(埼玉版農業生産工程管理)認証を昨年に続き3品目取得しました。令和3年3月11日、同校で「S―GAP農場評価書授与式」を開き、同校の農業科生徒や教員、県農林振興センター職員ら11人が出席しました。
 同校では、消費者に向けての安心・安全PRはもちろん、生徒が農業に適した作業環境や生産者として対処すべきリスクへの理解を深めるため、認証の取得を続けています。昨年の取り組み経験を生かしてイチゴ、栗、梅の認証を取得し、昨年と合わせ5品目の認定を受けました。
 同校農業科の生徒は「農薬使用記録を台帳に残し管理することで、効果的な農薬散布ができた。収穫時も収穫籠の除染を行うなど、最後まで気を抜けなかった」と取り組みを振り返りました。
 S―GAPは、農水省が定めたGAP(農業生産工程管理)に準拠し埼玉県が定めた管理規格です。食品安全、労働安全、環境保全などにわたる、約50の評価項目全てが適切とされた農場が認定されます。農場でのリスクや無駄を減らすことで、経営の効率化が期待できます。