秩父音頭祭りで伝統の踊りを披露
8月14日、秩父郡皆野町にて、秩父音頭まつり実行委員会を中心に、「第51回秩父音頭まつり」が開かれました。
町内には太鼓の音が鳴り響き、多くの地元住民や観光客らで賑わいました。
秩父音頭は約200年の歴史があり、群馬県の八木節や栃木県の日光和楽踊りと並ぶ、関東三大民謡の一つです。同町はその発祥の地です。
まつりの見どころは、県内外のチームが参加する「秩父音頭流し踊りコンクール」です。今年は、子供から大人まで71チーム、約1,500人が参加しました。商店街の第一会場から、特設やぐらと審査ステージのある本会場まで30分ほど、伝統の踊りを楽しみました。
同JAも職員男女22人による「ちちぶ農業協同組合」チームを結成。今年新調した揃いの法被(はっぴ)を身に付け参加しました。
踊りの中には、地域の農業経営を支えた養蚕と農耕のしぐさなどが盛り込んであり、蚕具(さんぐ)や習慣などが垣間見えます。
コンクールでは、型やリズム、チームワークを基準とした総合的な審査が行われました。
特賞1位の県知事賞には長瀞町の「秩父美容組合」チームが選ばれました。
コンクール終了後には、美の山からスターマインや尺玉などの花火が打ち上げられ、秩父の夏の夜空を彩りました。